ども、とんじるです。ぶっひん。
先日発表になった各キャリア夏モデルの中でも、サプライズとしてケータイ業界の話題をさらったのが、ドコモから発表になったHUAWAI P20 Pro(HW-01K)。他社最新機種をも凌駕する圧倒的なカメラ性能を誇る話題の機種が、日本ではなんと「ドコモ専売」となりました。実はこのP20 Pro、他社から乗り換えでかな〜りおトクに使えるおサイフにも優しい優等生機種なのです。
メモ
9月1日より新規/機種変更/契約変更時の月々サポート額が増額になりました。MNPは変わりありません。
HUAWAI P20 Proとは?
P20 Proは今年の3月にパリでグローバル発表があったHUAWAIのフラッグシップモデル。国内投入も噂され、HUAWAIが強いオープンマーケット(SIMフリー市場)への投入が予想されていました。しかし予想に反してまさかのドコモから専売モデルとして登場。SIMフリー版の国内投入はないということなので、正規ルートでこの機種を手にいれるにはドコモとの契約が必要となりました。
トリプルレンズ&4,000万画素!圧倒的なカメラ性能

HUAWAI P20 PROのトリプルレンズ ©HUAWAI JAPAN
P20 Pro最大の特長は圧倒的なカメラ性能。標準・望遠・モノクロによるLEICA製トリプルレンズ構成で、メインカメラは画素数4,000万画素、ISO 102400の高感度と、コンパクトデジカメはおろか高級一眼レフ並みのハイスペックを誇ります。そしてAIによる露出補正や手ぶれ補正機能により、背景ぼかしや暗所での撮影、望遠といったあらゆるシーンの撮影が、誰でも簡単に可能になっています。

ファーウェイ端末最速スペック
CPU(SoC)にはファーウェイ最新最速のKirin 970を採用。メインメモリは6GB、ストレージは128GBと、他社最新スマホと比較しても第一線級のスペックを誇ります。そしてバッテリー容量は3900mAhと大容量。バッテリー消費の多いハイスペック機でもバッテリーたっぷりで安心ですね。ただしmicro SDカードによるストレージ拡張はできません。128GBも内部ストレージがありますので十分といえますが、従来機種に保存していたデータを移行する際は注意が必要ですね。
防水・防塵、おサイフ対応!
海外メーカーのモデルがあまり得意としていなかった「防水・防塵」にもしっかり対応。さらにグローバルモデルとの違いとして、「おサイフケータイ」にしっかり対応してきました。このあたりにファーウェイ、ドコモ両社の本気度が伺えますね。ちなみにグローバルモデル(海外版)との違いについては、海外版はDSDV対応の「デュアルSIM」なのに対し、ドコモ版が通常の「シングルSIM」仕様な点。このへんマニアにはちょっと残念な点だったりしますが(意味がわからない方はスルーで大丈夫です)、ドコモがデュアルSIMを機出す意味はまったくないので当たり前の仕様変更かと思います。
とにかくこのP20 Pro。ここ数年で国内市場への進出ぶりが目覚ましいHUAWAIが放った最新機種だけあって、ドコモを口説き落とすに充分すぎるスペックを持っていると言っていいでしょう。
P20 Pro(HW-01K)の維持費
それではこのP20 Pro(HW-01K)、いったいいくらで維持することができるんでしょうか?まずは端末本体価格から計算です。
P20 Pro(HW-01K)の端末本体価格
HUAWAI P20 Pro(HW-01K) | 新規契約 | 機種変更 | MNP(乗換) |
端末本体価格(月額) | 103,680円(4,320円) | ||
月々サポート(月額) | ▲58,968円(▲2,457円) | ▲81,000円(▲3,375円) | |
実質本体価格(月額) | 44,712円(1,863円) | 22,680円(945円) |
このHW-01K、ハイスペックモデルだけあって本体価格は10万円オーバーとなっていますが「月々サポート」が適用されてお求め安い金額になってきています。
特に注目したいのが、月々サポート額がMNP(乗換)の場合でかなりの増額になっていること。これだけのスペックの最新モデルが、なんと月額945円で手に入るのです!この機種を独占販売として、MNPの月サポ金額を増額。これはかなり戦略的な価格設定といえますね。

さあ、端末価格はかなり魅力的なのがわかりました。では、毎月の通信料を含めた維持費はいったいどうなるんでしょうか?
P20 Pro(HW-01K)の維持費(新規/機種変更)
それでは通信費を含めた維持費の計算です。ここでは、単体契約の場合と家族シェアの子回線で契約した場合の2パターン考えます。単体契約は、ついに受付開始となった新プラン「ベーシックパック」、通話プランは最安の「シンプルプラン」で計算します。
「ベーシックパック/ベーシックシェアパック」の発表時、「端末購入サポート/月々サポート」との併用は公式発表されていせんでしたが、5月25日のサービス開始後にドコモオンラインショップにて料金シミュレーションを行い、併用できることを確認しました。が、あくまでシミュレーション上のことですので、実際の契約時にご確認いただくことをお勧めします。
新規/機種変更の場合(月額)
ベーシック(シェア)パック | Step1(〜1GB) | Step2(〜3GB) | Step3(〜5GB) | Step4(〜20GB) | シェア子回線 |
通話料 | 1,058円 | ||||
SPモード接続料 | 324円 | ||||
パケット料 | 3,132円 | 4,320円 | 5,400円 | 7,560円 | 540円 |
端末実質価格 | |||||
月額維持費 | 6,377円 | 7,565円 | 8,645円 | 10,805円 | 3,785円 |
こんな結果となりました。機種変更の場合は契約年数に応じて「ずっとドコモ割プラス」が適用になったり、今お使いの端末を下取りに入れたりすることで、ここからさらに割引も可能かと思います。今までのプランと違う点とすれば、シンプルプランと1GBのプランでも月々サポートが適用になるため、ライトユーザーの方に恩恵が多い結果となりそうです。

MNP(乗換)の場合(端末分割購入)
ベーシック(シェア)パック | Step1(〜1GB) | Step2(〜3GB) | Step3(〜5GB) | Step4(〜20GB) | シェア子回線 |
通話料 | 1,058円 | ||||
SPモード接続料 | 324円 | ||||
パケット料 | 3,132円 | 4,320円 | 5,400円 | 7,560円 | 540円 |
端末実質価格 | 945円 | ||||
月額維持費 | 5,459円 | 6,647円 | 7,727円 | 9,887円 | 2,867円 |
どうでしょう?MNPだとだいぶ安くなりますね。特にシェア子回線では2,867円の安さでこのスペックのモデルが維持可能。とんじるが口すっぱく「ドコモは家族みんなでシェアするのがオススメ」と言っていた理由がこれなんです。

【徹底解説】ドコモの「ベーシックシェアパック」は実は神プランだった!
かつてドコモはiPhoneをソフトバンク専売とされて、かなりのユーザー(特に情報感度の高い若年層)を奪われた経緯がありますので、「ベーシックシェアパック」に高額な月々サポートを併用可能とすることで、奪われた顧客を戻そうとしているのではないでしょうか?
何にせよユーザーにとっておトクなのはうれしいこと。現在au/ソフトバンクをお使いの方は、ドコモユーザーの家族を探して乗っかっちゃっていいんじゃないですかね?
P20 Pro(HA-01K)はMNP端末代一括で買え!
さあ、ここまでは普通のお話。せっかくここまで読んでいただいたのでとんじるのオススメ契約方法をお伝えします。それは

です。
まずは先ほどのMNP維持費を、端末代金一括で購入した場合どうなるかシミュレーションしてみましょう。
MNP(乗換)の場合(端末一括購入)
ベーシック(シェア)パック | Step1(〜1GB) | Step2(〜3GB) | Step3(〜5GB) | Step4(〜20GB) | シェア子回線 |
通話料 | 1,058円 | ||||
SPモード接続料 | 324円 | ||||
パケット料 | 3,132円 | 4,320円 | 5,400円 | 7,560円 | 540円 |
端末実質価格 | ▲3,375円 | ||||
月額維持費 | 1,139円 | 2,327円 | 3,407円 | 5,567円 | ▲1,453円 |
なんとなんと、単体契約でも1,139円!〜シェア子回線なら1,453円のマイナス!
「マイナス」って何かと言いますと、家族シェアを組んだ場合の子回線の月額維持費は1,922円。月サポ適用機種を「一括」で購入した場合、月サポ額は毎月の利用料金から割り引かれる仕組みなので、HW-01Kのような高額月サポ機種は0円(実際には手数料2円)で維持できる上、余った月サポ額はシェアしている親回線からマイナスされることになるのです。

ただ、いくらなんでも10万円以上する端末を割引もなしに一括購入なんてできないですよね?
でもですね、今までの話はあくまで「ドコモ本体の割引施策」だけの話。MNPで他社から乗換契約を獲得した場合にドコモから入るインセンティブ(報奨金)を、端末値引きに使ってくる販売店は必ず出てくると思われます。
この辺の理由は過去記事に記してあります。この記事はソフトバンクの事例ですが基本的にはドコモも同じ理屈です。
最新iPhoneを格安SIM並みにおトクに乗り換える方法とは?
この機種の場合、まだ発売になっていないのでなんとも言えない部分はあるのですが、最近の高額月サポ機種だったiPhone Xは、決算期には一括5万円なんて販売店もありましたので、今から楽しみではあります。

ドコモの機種変更はオンラインがオススメ
ところで、ドコモで機種変更するのはオンラインショップでするのが一番オススメなのを知っていますか?
機種変更は、ドコモショップや家電量販店、街中のドコモを扱っているケータイショップのどこでも受付可能なのですが、こういったお店では、機種変更に対して「頭金」や「事務手数料」がかかってきます。それは、「機種変更」という手続きがショップにとって「おいしくない」ために、ショップの利益分としてそういった料金を聴取することをキャリアが容認しているからなのです。
機種変更は、顧客増やすMNPや新規契約と違い、キャリアからの報酬というものがありません。しかし事務手続きにかかる手間や費用(人件費)などは変わらないため、ショップとしては「頭金」「事務手数料」いった形で、ショップの利益を確保しようとしているわけです。
しかし「ドコモオンラインショップ」なら、そういった費用が一切かかりません。しかも店舗のように待たされることもなく、自宅で手続きが可能。まさにいいことずくめです。
ドコモオンラインストアのオススメポイント
- 頭金不要
- 事務手数料無料
- 料金プランの強制なし
- 余計なオプション加入不要
- 待ち時間ゼロで自宅で手続き完了
そして、従来機種変更のみが対象だった「事務手数料無料」が、新規/MNPも対象になりました。忙しい方はオンラインでの手続きをオススメします。
まとめ
- HUAWAI P20 Proはドコモ専売のハイスペックMNP戦略機種
- MNPなら高額月サポ/ベーシックパックを利用して格安で維持可能
- さらに今後、一括購入案件が出てくれば爆安維持も可能?
ということで、早めに買って威張りたい人はMNP分割で即予約。爆安維持に期待したい人は少し待ってみてもいいかもしれません。
でもやっぱりオリジナルスペックのDSDV機が欲しいというヘンタイな方は、下記ご参照ください。

どうしても海外版が欲しい方は
海外向けスマートフォンや国内向けのスマートフォンの新古・中古品を主に取り扱う携帯ショップ「イオシス」さんでP20 Proの海外版(SIMフリー)が早くも入荷。「P20 ProはDSDV版デュアルSIM機じゃなきゃダメ!」という方はチェックしてみてくださいね。
というわけで、ドコモから出たHUAWAI P20Proは、性能面だけでなく価格の面でも魅力的な一台。au、ソフトバンクをお使いの「iPhoneじゃない勢」のみなさんは要チェックですよん。
そんじゃまた。ぶっひん。