【安全?怪しい?】契約前に知っておきたい!無制限クラウドSIMのしくみ・メリット・デメリット

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【安全?怪しい?】契約前に知っておきたい!無制限クラウドSIMのしくみ・メリット・デメリット

新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出が制限され、自宅で動画やゲームを楽しんだり、テレワークでビデオ会議に出席するなど、これまで以上に自宅で大容量のデータ通信を行う機会が増えています。

そんなとき、自宅にWiFi環境がない場合でも、工事不要ですぐに使えて外出先にも持っていけるモバイルWiFiは、その手軽さから大変な人気を集めています。

特にその中でも、容量無制限で使えるモバイルWiFiとして注目されているのがクラウドSIM型のWiFiサービス。

この記事をお読みの方の中には、クラウドSIMのWiFiサービスを実際に申し込もうと検討中の方も多いことでしょう。

しかしその一方で、クラウドSIMとほかのWiFiサービスの違いがわからない、「どんなときもWiFi」など一部のサービスで起こった通信障害の話を聞いて、「クラウドSIMは大丈夫なのか?」と不安に思う方も多いかもしれません。

この記事ではクラウドSIMのしくみとメリット・デメリット、そして大規模通信障害の起こった理由をわかりやすく解説します。

クラウドSIMを検討している、無制限のWiFiに興味があるという方は、契約する前にこの記事を読んで、しっかり理解しておきましょう。

この記事はこんな方におすすめ

  • 「無制限」のモバイルWiFiに興味がある
  • クラウドSIMの通信障害が心配
  • 今申し込める無制限WiFiサービスが知りたい

クラウドSIMのメリット

クラウドSIMのメリットとして言われているのが次の3つです。

  • データ量無制限
  • トリプルキャリア対応
  • 海外利用可

データ量無制限

クラウドSIMの最大のメリットは「データ量無制限」で使えることです。

モバイルWiFiの需要・供給バランスが大きく変わり、今や安定して大容量データ通信が可能なモバイルWiFiはクラウドSIM以外ありません。

無制限のモバイルWiFiをご検討中の方は、必然的にクラウドSIMが最有力の選択肢となってくるでしょう。

トリプルキャリア対応

ドコモ、au、ソフトバンクの国内主要キャリア回線すべてに対応。利用状況や地域などの条件に合わせて最適なキャリアを自動的に選んで通信します。

海外利用可

海外へ出張や旅行で出かけた際、お持ちの端末をそのまま持っていくだけで、現地の通信回線につないで通信することができます。

ただし海外での利用には別途料金がかかりますのでご注意ください。

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クラウドSIMのデメリット

メリットがあればデメリットもあります。

クラウドSIMのデメリットとしてあげられるのが以下の3点。

  • 接続数が少ない
  • 速度が遅い?
  • 大規模な通信障害事故が起きた

接続数が少ない

モバイルWiFiルーターの性能で重要なのが同時に接続できる端末数。

WiMAXなどの物理SIM用WiFiルーターが10台程度同時接続できるのに対し、クラウドSIM対応のU2s、G4といった機種は同時接続数5台と少ないのが注意点です。

速度が遅い?

「クラウドSIMが遅い」という噂には二つの意味があります。

ひとつは「起動時間」もうひとつは「通信速度」です。

起動時間についてはクラウドSIMの性質上、どうしても電源を入れてからサーバからSIM情報をダウンロードする必要があるため、電波を掴むまでに時間がかかる傾向にあります。

電源をずっと入れっぱなしにして使う場合は問題ありませんが、毎日電源をON/OFFする場合、立ち上がりに1〜3分くらいかかる場合があることは理解しておきましょう。

通信速度の「遅さ」についてはカタログやWebサイトに記載されているスペック上の速度をさして言われていることが多いようです。

スペック値では、例えばWiMAXの最新機種であるW06という機種の場合、下り最大1.25Gbpsという速度が出ると言われています。

それに対しクラウドSIM対応機種では下り150Mbpsという数値に留まっています。

機種下り上り
クラウドSIM(G4/U2s)150Mbps50Mbps
 WiMAX(W06)1.25Gbps75Mbps

これを理由に「遅い」と評するサイトも多いのですが、この数値はあくまで理論値。実際の速度はこの数値通りには出ません

実測値ではそれほど大きな差にならず、逆に条件によってはWiMAXよりも速い場合もありますので実用上は問題なく安定した速度が望めます。

当サイトではクラウドSIM/WiMAX/ソフトバンクSIMの3つのWiFiをテレワーク環境で実測した速度比較を行いました。ご興味のある方は下記の記事もご参照ください。

【実測!】どこよりもWiFi vs WiMAX vs FUJI WiFi!テレワークでの回線速度を比較してみた!

テレワークで使うならどのポケットWiFiがいいの?クラウドSIMの「どこよりもWiFi」とWiMAX、そしてソフトバンク ...

続きを見る

大規模な通信障害事故が起きた

2020年2月以降、一部のクラウドSIMサービスで大規模な通信障害事故が起こりました。

「無制限」で使えるはずのサービスが全く使えない。しかもそれが1ヶ月以上という長期間続いてしまいました。

「メリット」「デメリット」では片付けられない、システムの信用度にかかわる大きな問題として、ここが納得できないと契約できない、という方は多いのではないでしょうか。

この通信障害の原因を知るためには、クラウドSIMのしくみを理解する必要があります。

その前に、クラウドSIMサービスを提供する「どんなときもWiFi」で起きた通信障害について詳しく知りたいという方は、別の記事でもご紹介していますのでご参照ください。

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クラウドSIMのしくみ

それでは、クラウドSIMはなぜ「トリプルキャリア対応」「海外利用」「データ通信量無制限」が可能なのでしょうか?

クラウドSIMのしくみを、その他のWiFiサービスに使われているSIMとの違いから解説します。

物理SIMとクラウドSIM

一般的なWiFiルーターにはスマホのようなSIMスロットがついていて、実際にSIMカードがささっています。この「物理的にSIMが刺さっているもの」を「物理SIM」と呼びます。

それに対し、クラウドSIMを採用するWiFiルーターにはスロットにSIMが入っていません。

物理SIMとクラウドSIMのしくみ

物理SIMは「1対1」の通信

物理SIMはWiFi端末1台ごとに1枚ずつSIMがささっているので、WiFiルーターとインターネットとの接続は「1対1」の関係になります。

ですからドコモのSIMを入れている場合はドコモ回線につながり、他社のネットワークにつなぐにはSIMを入れ替える必要があります。

そしてデータ容量についても、たとえば月100GBまで使えるSIMの場合、10GBしか使わなかった人は90GB余り、100GB使い切ってしまった人は通信制限がかかってしまいます。

個人個人の契約に紐づいているので当たり前のように感じますが、データが余っても他の人には使えないので効率的とは言えない部分があります。

クラウドSIMは「多対多」の通信

それに対しクラウドSIMは、多数のSIMを複数のユーザーで「シェアして」使う「多対多」の通信になります。

クラウドSIMの場合、SIMカードは「サーバ」という大型のコンピュータで一括管理されています。

ユーザーがWiFi端末の電源を入れると、位置情報がサーバに送られ、その場所に最適な通信キャリアのSIM情報が端末側にダウンロードされます。

ダウンロードされた情報がWiFi端末で認証されると通信可能となります。

端末の電源を入れてからサーバとの情報のやり取りがあるため、どうしても立ち上がりに時間がかかるデメリットはありますが、このしくみのおかげで「国内3キャリア対応」を実現。そして海外においては現地のクラウドSIMサーバにアクセスすることで「海外利用」を可能としています。

さらに、SIMの利用状況を監視しながらデータ量を適切にシェアすることで、1枚1枚は容量に限りのあるSIMでありながら擬似的(仮想的とも言います)に「無制限」のサービスを可能としているのです。

このような技術をIT用語で「仮想化(クラウド化)」というため、「クラウドSIM」という名前で呼ばれているのです。

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通信障害の本当の理由

【どんなときもWiFi】通信障害の原因はソフトバンク?いま本当に選ぶべきモバイルWiFi5選!

最新の仮想化技術を使ったクラウドSIMが、なぜ大規模な通信障害を起こしてしまったのでしょうか?

そこには新型コロナウイルスの影響が、少なからずあるようです。

 

政府による緊急事態宣言の発令で外出が制限され、自宅で過ごす時間が増えました。

自宅で動画やゲームを楽しんだり、テレワークで仕事をするようになると、通信ネットワーク全体が急激に混雑するようになってきました。これは通信キャリアの想定を超えるものだったのかもしれません。

そこで、一部の大手通信キャリア(ソフトバンク)は、回線全体の維持管理のため、スマホと同じ帯域の電波を使う4G LTEのWiFiサービスに対し、SIMの提供を制限してしまったのです。

SIM提供ストップの影響

ソフトバンクのSIM提供制限は、モバイルWiFi市場にとても大きな影響を与えました。

ソフトバンク回線WiFiの場合

SIM提供ストップの影響が一番最初に出たのは、「FUJI WiFi」「Nomad SIM」といったソフトバンク回線の物理SIMを使ったWiFiサービスでした。

物理SIMの場合、端末とSIMは一対の関係にありますから、端末かSIMのどちらか片方が欠けてもサービスを提供することができなくなってしまいます。

そのため、ソフトバンクからのSIM供給がストップしてしまって以降、ソフトバンクSIMを使ったWiFiサービスの多くが新規受付を中止しています。

ただし、すでにサービス加入済みの既存ユーザーについては、手持ちのSIMで問題なく通信が行えているため、通信障害というようなものは起きていません。

  • SIMカード不足により新規加入受付中止
  • 既存顧客の回線品質には影響なし

クラウドSIMの場合

一方、クラウドSIMの場合はまったく事情が異なります。

クラウドSIMは、WiFi端末にSIMを入れる必要がないため、端末さえ用意できれば新規ユーザーの受付は可能です。

その一方でサーバ側ではSIMが不足していきますから、クラウド上でのSIMの管理が非常に重要となってきます。

しかし、トリプルキャリア対応のクラウドSIMは、今回のような特定キャリアのSIMに何らかのトラブルがあった場合には、他の回線に切り替えることでサービスの継続が可能。システムが正常に稼働していれば、1ヶ月に及ぶ大規模通信障害が起こるとは考えにくいのです。

  • SIMがなくても端末が用意できればサービス提供可能
  • 特定キャリアのトラブル時は他回線に切り替えてサービス継続可能(なはず)

ではなぜ大規模通信障害は起こってしまったのでしょうか?

システム的に問題があったのか、管理上の問題なのか、もう少し検証してみる必要があります。

クラウドSIMの事業形態

「どんなときもWiFi」ほかの一部のクラウドSIM型WiFiサービスで起こった通信障害の原因を探るために、クラウドSIMの事業形態についてお話しします。

クラウドSIMは、香港に本社を置く「uCloudlink社」が特許を持つ技術です。

クラウドSIMの技術を使ってWiFiサービスを提供する会社は、uCloudlink社とライセンス契約を結び技術提供を受けます。

具体的には、クラウド上でSIMを管理する専用の「SIMサーバ」と、クラウドSIM対応のWiFiルーターを、uCloudlink社および系列の企業から仕入れ、SIMそのものはサービスを行う回線事業者が自ら調達することになっています。

クラウドSIMのシステムでは、写真のような「SIMサーバ」という専用の装置でSIMを一括管理します。

無数にあるスロットにSIMを差して運用しますが、SIM自体はサービス提供する回線事業者自らが調達する仕組みになっています。

写真提供:株式会社グローカルネット

問題はシステムではなくSIMの管理

uCloudlink社は今回の通信障害について、次のようなコメントを発表しています。

日本マーケットにおける一部代理店のローカル通信障害問題について

この度、日本マーケットにおける一部代理店様のローカル通信障害が生じたことにより、ネット上では様々な誤解を招きかねない記事や事実誤認に基づく心ないコメントが多数見られます。これらの内容は事実無根であり、弊社としては、CloudSIMプラットフォームや通信端末自体は全く問題なく稼働していることをここに声明します。大変お手数をお掛けしますが、通信速度の制限またはローカルSIMの障害につきましては、サービスの提供元へお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

2020-04-03 uCloudlink社

一連の通信障害を通じて「クラウドSIMは大丈夫なのか?」という不安が蔓延しましたが、技術提供元であるuCloudlink社によると、障害時もクラウドSIMのシステム的には何ら問題なく稼働していたと明言されています。

つまり、通信障害の本当の理由はクラウドSIMそのものではなく、それを運営する回線事業者のSIM管理方法に問題があったということになります。

ソフトバンク回線に依存

回線を管理する上でどのような問題があったのでしょうか?

先ほどお話ししたとおり、クラウドSIMサーバに実際にSIMを差して運営するのはサービス提供する回線事業者(〇〇WiFi等)で、実際にどこのSIMをどれだけ差して運用するかは各事業者に委ねられています。

極端なことを言えば、格安SIMの回線で使いまわせば回線コストを抑えることができ、非常に利益率の高い事業をすすめることができますが、回線品質に問題がでてしまうでしょう。

そこで、大手3キャリアの中でもWiFiサービスに積極的で、回線品質が高くコスパの良いSIMとして、ソフトバンク回線が優先的に使われていたようです。

「トリプルキャリア」といいつつ、実際にはソフトバンク回線に大きく依存していたわけですが、それでも特にそれが問題になはならなかったので、特に対策もせずそのまま運用を続けていたようです。

しかしそこへ、ソフトバンクから突然のSIM提供ストップ。

これまでユーザー数増加に合わせて行っていたSIMの補充ができなくなったこと、ユーザー数の増加とデータ利用量の増加。

これらがダブルパンチ、トリプルパンチとなり、回線障害へとつながってしまった模様です。

大規模通信障害の理由

外出制限やテレワークでネットワークトラフィックが急増

「トリプルキャリア」を謳いつつ実情はソフトバンク1社に大きく依存

ソフトバンクからの突然のSIM供給停止でネットワークがパンク

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結論:クラウドSIMは大丈夫なのか?

クラウドSIMのメリット・デメリット、そして通信障害の起こった理由について解説してきました。

先に申し上げた通り、クラウドSIMのしくみ自体は先進的で素晴らしいものです。

しかし、日本国内でのメリットとして語られている「無制限」は、ソフトバンクの大容量SIMありきで実現できていたため、今後ソフトバンク側のSIM供給が制限される状況が続けば、サービスの存続も難しくなってくるかもしれません。

そういった状況になった場合にユーザーの利益を守っていけるのか。今後のクラウドSIMは、回線事業者の管理能力が大きく問われるサービスになっていくと思われます。

「無制限」はソフトバンクSIMありき

ソフトバンクのSIM供給不足は今後も続きそう?

何かあった際の回線事業者の管理能力が問われる

現在、ほとんどのクラウドSIMサービスが「無制限」に関するコメントを控えている状況ですが、「限界突破WiFi」においては明確に「速度制限がある」と言及しています。

月間のデータ通信量に上限はございませんが、1日5GBまで高速でご利用頂けます。
(ベストエフォート ダウンロード150Mbpsアップロード50Mbps)
5GBを超えた場合、おおよそ、以下のスピードに変更となります。
下り4.0Mbps / 上り 1.0Mbps
また、1日10GBを超えた通信を行う場合は低速となり128kbpsのスピードとなります。
※通信量は毎日24:00にリセットされます。

引用:限界突破WiFi

3月に通信障害を起こしてしまった「限界突破WiFi」ですが、その際の補償もしっかりしており、こうして今後のサービス提供においてもスタンスを明確にするなど、信頼して良いサービスと言えます。

現時点では大変オススメできるクラウドWiFiサービスと言えるでしょう。

今申し込みできるクラウドSIMサービス

最後になりましたが、今申し込みできるクラウドSIM型のWiFiサービスをまとめます。

今後サービスがどうなっていくか不透明な部分はありますが、現時点で大容量WiFiサービスの最有力候補であることにかわりありません。

この記事でお話ししたメリット・デメリットを十分ご理解の上ご検討ください。

サービス名月額事務手数料契約期間違約金
限界突破WiFi3,500円0円24ヶ月18,000円
ポケモバCloud
3,250円3,000円24ヶ月18,000円
ギガWi-Fi
3,250円3,000円24ヶ月18,000円
ギガゴリWiFi
3,460円3,000円24ヶ月9,000円
どこよりもWiFi
3,380円3,000円12ヶ月9,500円
めっちゃWiFi
3,480円3,000円24ヶ月9,800円

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