【実測!】どこよりもWiFi vs WiMAX vs FUJI WiFi!テレワークでの回線速度を比較してみた!

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テレワークで使うならどのポケットWiFiがいいの?クラウドSIMの「どこよりもWiFi」とWiMAX、そしてソフトバンク回線を使った「FUJI WiFi」、3つの異なるWiFiサービスを、テレワーク環境でまる一日速度比較してみました!一番使えるWiFiはどれだ?

目次

どこよりもWiFi vs WiMAX vs FUJI WiFi!

今回は、いま私が契約する3つのモバイルWiFiを比較して、実際にどのくらい速度差がでるのか検証してみます。

エントリーするのは写真左から「どこよりもWiFi(クラウドSIM)」、中央がWiMAX、右がFUJI WiFi(ソフトバンク回線)です。

端末は「どこよりもWiFi」がU2s、WiMAXが少し古いW05、そしてFUJI WiFiはSIMのみの契約で、自宅にあった305ZTという端末にSIMを入れています。

大きさは写真の通り、「どこよりもWiFi」のU2sがひとまわり大きいサイズ感。

ついでに重量も測ってみました。

U2sの重量は152g
W05は130g
305ZTは151g

WiMAX端末のW05が軽いですね。

スリムで軽いので、この3機種の中では一番持ちやすい端末と言えますが、形状が角ばっているので「手に馴染む」感じはU2sの方が優っています。

U2sは形こそ大きいですが、形状が工夫されていて持ちやすいのが印象的です。

W05は角ばってますが、WiMAXの最新機種W06は角が取れたラウンド形状になっているので、より持ちやすくなっていると思いますよ。

計測方法について

それでは今回の計測方法についてご説明します。

計測場所はさいたま市内にある自宅マンション。そこで丸1日、PCでテレワークを行いながら計測していきます。

PCに常時接続しているのは「どこよりもWiFi」のU2s。朝9時からネット接続を開始、内蔵バッテリーのみで何時間持つかを試します。

動画の視聴は行いませんが、途中数十メガバイト単位のデータはダウンロード・アップロードするという利用環境です。

速度計測について

速度計測は実績ある速度測定アプリ「Speedtest.net」を使います。

アプリ名Speedtest
制作者Ookla
価格無料
ダウンロード(Android)Google Play
ダウンロード(iOS)App Store

アプリを起動したらスタートボタンをタップするだけのかんたん操作で回線速度を計測可能。計測中はスピードメーターが振れるようなアニメーションで見ていて楽しいです。

接続するサーバーは自動選択されますが、自分で選ぶことも可能です。まれにエラーが出る場合もありますが、その際は手動で別のサーバに接続してみてください。

今回計測したのは回線速度(下り/上り)、PING値、ジッター値の4つです。

回線速度

1秒間にどれくらいの量(ビット数)のデータをやり取りできるかで速度を測ります。単位は「bps(ビットパーセカント)」。1Mbpsの場合、1秒間に1メガビットのデータを送れることになります。

数字が大きい方が優れていて、下り(ダウンロード)と上り(アップロード)の両方を計測します。

動画やゲームを楽しむ方は下りを重視、SNSやPC接続してアップロードを頻繁に行う方は上りの数値も重視してください。

PING値

回線の反応速度を計る値です。単位は「ms(ミリ秒)」。数値が小さいほど反応が良い回線ということになります。

ジッター

ジッターはデータ転送における「ゆらぎ」を数値化したもので単位は「ms(ミリ秒)」。数値が小さいほど「ゆらぎ」が少なく安定したデータ転送が行えます。

ジッター値が大きいとデータ転送が一定せず、動画やゲームデータのストリーミング中に途切れやすい状況になります。

ふぁいりん

こんな感じで、それでは実測です

計測開始!

計測は2回行いました。

2回とも自宅マンションで計測していますが、ルーターを置いた場所が異なります。

1回目の計測は北側の開口部の小さな部屋、2回目は南側のリビングで行っています。

電波の入り具合は2回目計測の南側の部屋の方が良いと予想されますが、どのような結果となったでしょうか?

1回目と2回目、計測結果はタブで切り替えてご覧ください。

計測1回目(4/17)

計測1日目は4月17日(金)。自宅北側の、普段物置部屋として使っている場所に机を置いてテレワーク用のスペースとしました。

およそ5畳の小さな部屋で、3方を壁に囲まれています。開口部は北側に明かり取り用の窓があるのみという、WiFiルーターにとってはなかなか過酷な環境です。

今回は朝9:00から夜22:00まで、計5回の計測を行いました。

「どこよりもWiFi(クラウドSIM)」、WiMAX、FUJI WiFi(ソフトバンク回線)それぞれの機種で3回ずつ計測を行い、真ん中の数値を計測値としました。

1回目 AM8:50頃

  どこよりもWiFi WiMAX FUJI WiFi
下り(Mbps) 48.1 6.20 59.3
上り(Mbps) 28.0 1.54 13.1
PING(ms) 22 48 24
ジッター(ms) 120 2 5

朝9時頃、テレワーク開始の直前に計測しました。

下り最速はFUJI WiFi。上下共に安定していたのはどこよりもWiFiでした。

ただPING値が高いのが少し気になりますね。

WiMAXは数値が伸びません。

WiMAXの電波はスマホで使われている4G LTEより高い周波数帯を使っているため、コンクリートなどの障害物に弱い特性があります。

そのせいでしょうか。であるならば、今日1日の比較、WiMAXには厳しいものになるかもしれません。

2回目 AM12:50頃

  どこよりもWiFi WiMAX FUJI WiFi
下り(Mbps) 40.8 5.16 43.9
上り(Mbps) 15.9 1.32 23.8
PING(ms) 20 42 25
ジッター(ms) 87 75 6

昼12:50頃。お昼の時間帯は速度が低下しがちですが、それぞれ検討したかと思います。

特にWiMAXは朝と比較して速度低下の幅がそれほど大きくありませんでした。

下り5Mbps出ていれば、まあなんとか耐えられるレベルです。

この時点で「どこよりもWiFi」U2sのバッテリー残量は75%、まだまだ余裕です。

3回目 PM16:40頃

  どこよりもWiFi WiMAX FUJI WiFi
下り(Mbps) 18.8 12.4 31.0
上り(Mbps) 8.39 0.85 21.1
PING(ms) 29 38 36
ジッター(ms) 82 8 5

夕方の時間帯。全体的に速度が低下してくる中、WiMAXが善戦しました。ただし上りはダメダメですね。

ここでもFUJI WiFiの数値がいいです。

どこよりもWiFiも同じソフトバンクの電波を拾っているのですが、ここでは速度が落ちました。ジッター値が高いのも気になりますね。

4回目 PM18:30頃

  どこよりもWiFi WiMAX FUJI WiFi
下り(Mbps) 39.3 7.44 53.1
上り(Mbps) 21.9 0.05 24.3
PING(ms) 33 100 18
ジッター(ms) 150 1024 6

18:30頃。通常ですと通勤時間帯で都内は速度低下が著しい時間帯です。

その影響をモロに受けたのがWiMAX。上りはほとんどデータ通信が行えないレベルまで低下してしまいました。でも下りは7Mbps。動画を見てもストレスを感じない程度の速度はシッカリ出ています。

WiMAXは上りがちょっと弱い部分があり、このあたりが数値として出てしまったかもしれません。

逆に、どこよりもWiFiやFUJI WiFiの安定感がキラリと光りますね。

5回目 PM21:45頃

  どこよりもWiFi WiMAX FUJI WiFi
下り(Mbps) 13.4 1.84 35.7
上り(Mbps) 18.8 0.03 25.0
PING(ms) 40 74 29
ジッター(ms) 168 307 6

最後の計測。ここでもFUJI WiFiが安定して速いです。

WiMAXは下り1.84Mbps/上り0.03Mbps。かなりきびしい数値です。計測場所が良くなかったかもしれません。

「どこよりもWiFi」はここでもジッター値が高め。ZOOM会議や動画視聴では表示が安定しないこともありそうです。ただし速度は問題ないレベル。

しかし一方、驚いたのは「どもよりもWiFi」U2sのバッテリー持ち。

ここまで12時間点けっぱなしでまだ50%の残量表示!新品とはいえこれはすごいですね。

1回目計測まとめ

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1日目のテストを終えてのまとめです。

  • どこよりもWiFiは概ね良好な結果。U2sのバッテリー持ちは特筆
  • WiMAXは屋内では速度的に厳しい結果に
  • FUJI WiFi(ソフトバンク回線)の安定感が際立った

この結果だけをみると「WiMAX使えねー」になってしまいますが、今回のテスト環境が「WiMAXいじめ」になってしまった点は否めません。

自宅で利用する際は、窓際などルーターの置き場所を工夫することで速度が大きく改善します。

そこで、条件を変えてもう一度計測してみました。

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総括(2日間のまとめ)

  • 回線の安定感ではソフトバンク有利、ただしつながればWiMAXも速い
  • 回線速度は時間帯によって大きく上下する
  • ルーターの置き場所を変えるだけでも速度は改善する

今回2回の計測を行いましたが、1回目と2回目、家の中でルーターを置く場所を変えただけで大きく異なる結果となりました。

今回最も良い結果を出した「FUJI WiFi」をはじめとしたソフトバンク物理SIMを採用したWiFiサービスは、現在100GB以上のプランがなくなってしまいました。

月100GB以内で足りるという方は、ソフトバンクSIMを使ったレンタルWiFiサービスがおすすめです。

当サイトではソフトバンクSIMを採用した「縛りなし」のWiFiサービスの受付状況を随時更新しています。

月100GB以上の大容量が必要な方はクラウドSIM型のモバイルWiFiもご検討ください。

しかしクラウドSIMは、サービスによって容量や品質に大きく差があるのが現実。この記事でもご紹介している「どこよりもWiFi」は、サービス品質も安定していておすすめできます。

今回のテスト結果が全てではありませんが、ひとつの判断材料としてご参考いただければと思います。

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